いつも普通に食べているお米。その裏には農家の非常に多くの時間と労力がかかっています。
こんばんは、にらおです!
今日は朝から家の農作業の手伝いをしてきたのでクタクタです。
にらおはサラリーマンですが、両親は専業農家です。田んぼ関係の作業には人手が必要なので、休みの日ならば駆り出されます手伝います。
今日やったのは苗代(なわしろ)の土作り。なんじゃそりゃという人が大半ですよね(笑)
これから田植えをするための準備の一つ。それが苗代の土作りなのです。今日はこれをご紹介いたします!
苗代(なわしろ)の土作り
苗代を作る準備
お米作りでは田植えをして、稲刈り(収穫)をするのはみなさんご存知だと思います。田植えとは、稲の苗を田んぼに植える作業なわけですが、植えるための苗が必要です。業者から買う人もいますが、基本的ににらお家では自分たちで作ります。
苗箱というプラスチック製の箱に土を入れ、そこに種もみと呼ばれるお米の種を蒔きます。それが育つことで、よく田植えで見られるような苗ができるのです。
今回行った作業はその苗箱に入れるための土作りです。わかりにくいと思いますが、上の写真の苗の下に敷く土を作ったというわけです!
正直めちゃくちゃ重労働です。JAなどでも売っていますが、昔からにらおが住んでいる地区では自分たちで土から作ります。昔は機械もなく、すべて手作業だと思うとぞっとします。昔の人たちおそるべし!
土の粉砕、ふるい分け
まずは土を粉砕し、細かくします。ベースとなる土は、自分の家の山から取ってきた山土です。取ってきた土は大きさがまばらで、大きい塊などもあります。これを粉砕機で細かくし、ゴミや木の根などを取り除きます。
なんと軽トラック6台分の土を粉砕機に投入するのですが、これはスコップでの手作業です。もう何百回かわからないぐらい投入するので、汗だくになりますし、腰が爆発しそうになります(笑)。
この作業でまず第一段階の終了です!土が細かく、均一になりました!
肥料との混合
粉砕し、細かくなった土に肥料などを混ぜていきます。ここで使用するピートモスというものがあります。詳しくはWikipediaをご覧ください。
これが細かくて空気中に舞うので、花粉症のにらおにとっては地獄!鼻の中真っ黒になるし、くしゃみ止まらなくなるんです。
このピートモスの他にも、何種類かの肥料などを混ぜます。こんな混合機を使います。
ここに土や肥料、ピートモスを入れてスイッチを入れるだけ!これも発売当時は画期的な機械だったらしいです(笑)。
こうしてやっと苗代用の土が出来上がりました!この土を後日、苗箱に敷き詰めます。その後にやっと種まきという作業をします。
田植えまではまだまだ長い道のり。種まきについては、また後日記事を書きたいと思います!
終わりに
あまり知られていない米作りシリーズ第一弾はいかがだったでしょうか?
普段食べているお米の裏側には、こんな重労働があったなんて知らなかった人もいるのではないでしょうか?にらおも小さい頃は田植えして、そのままお米になるもんだと思っていました。
これだけの重労働に対して、お米の値段は安くなっています。そのため廃農していく人も多いです。にらおも将来米作りをやるかと言われても、まだなんとも言えません。これからもずっと農家が収益を上げつつ、生産し続けられるような値段になればいいなと思います。
もちろん今日の脳内BGMはこれでした(笑)。
以上、にらおが苗代の土作りをやった話をお伝えいたしました!ご覧いただきありがとうございました!
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