こんばんは、にらおです。
みなさまのご家庭で無線LANルーター(Wi-Fiルーター)はどこのメーカーのものを使っていますか?
無線LANルーターで有名なメーカーといえばBuffaloやNEC、もしくはエレコムなどが一般的ですよね。
にらおも最近までBuffaloのWSR-2533-DHPという無線LANルーターを使用していました。2017年に購入し、約3年使用していましたが、この度TP-Link製のArcherA10という機種買い替えました。
WSR-2533-DHPからArcherA10に変えた結果、にらお家の通信速度は今までの倍ぐらいの速度になり、なおかつ通信が途切れることもなく快適なネット環境になりました。
今回にらおが購入した無線LANルーター「TP-Link ArcherA10」を今日はご紹介します。
はじめに
にらおも最近までBuffaloのWSR-2533-DHPという無線LANルーターを使用していました。
2017年に購入したのでもう3年ぐらい使っていましたが、最近使用中に通信が途切れることがあったりしたため、そろそろ買い替え時かなと思っていました。
木造一軒家のにらお家では、電波が届かない部屋があったので2階に中継器を設置しなんとか使用していました。
前回、家の中央までLANケーブルの配線工事を行い、家の全部屋に無線の電波が届くようになり非常に満足していましたが、電波が問題なくなると次はネット回線の速度が気になってきました。
回線速度が遅い原因はIPv6非対応の無線LANルーターだった
にらお家ではOCN光の200Mファミリープランに入っています。
200Mというのは、OCNが「最大で200Mbpsの通信速度を出せるように頑張ります」、というプランです。しかし、今まで家のWi-Fiにスマホをつないで回線速度を測っても最大で70Mbpsぐらい、いつもは30Mbpsぐらいと、200Mの半分も速度が出ていませんでした。
正直動画は問題なく見れるし、回線が遅いのは田舎だからかな?とか思ってあきらめていました。
IPv4からIPv6にもなっているはずなのになと思い、いろいろ確認してみた結果・・・
無線LANルーターがIPv6に対応していないことが判明しました。
IPv6とは?
IPv6(アイピーブイ6)とは、Internet Protocol Version6のことでインターネットの接続方式の一つです。一般的にはIPv4が使用されていますがIPアドレス(インターネット上の住所)が足りなくなってくる恐れがあったのでIPv6が考案されました。
郵便番号が5桁から7桁になったり、携帯番号が090から080の追加されたような感じだと思ってください。
この他にもいろいろなことがありますが、簡単に言うとIPv4からIPv6にすることでインターネットの混雑を緩和して速度改善ができると言われています。
IPv6対応の無線LANルーターを調査、比較
早速IPv6に対応しているルーターを検索しました。にらおが希望する条件は
- 予算は1万以内
- IPv6に対応している
- ビームフォーミングあり
- MU-MINOあり
の4つの条件を満たすものを探しました。
一番大事なのはIPv6に対応していること。でも予算的に1万以上は出したくありませんでした。
ビームフォーミングとは電波を細かく絞って、特定の方向に向けて集中的に電波を出す機能です。無線LANの電波を拾っているスマホなどに集中的に電波を飛ばしてくれるので、繋がりやすくなると言われています。
MU-MINOは複数のアンテナを用いて複数の端末と通信する技術のことです。普通の無線LANルーターは複数の端末(スマホなど)に順番にデータを送信するのですが、MU-MINOは同時に複数の端末と通信するので速度の低下が防げます。
今まで使用していたBuffaloだとWSR-2533-DHP3がこの条件を満たしていました。
でも今使っているWSR-2533-DHPと同様に接続が切れるという口コミがちらほら。
検討に検討を重ねた結果、今回選んだのはTP-LinkのArcherA10という無線LANルーターでした。
TP-Linkとは
TP-Linkってどこの会社?と思う方も多いと思います。にらおも今回調べていて初めて知った企業です。
TP-Linkは中国のネットワーク機器を製造販売している中国の企業です。日本での知名度は低いのですが、無線LANの世界シェアNo.1の企業なのです。
TP-Link ArcherA10
そんなTP-Link社が出している無線LANルーターの中で2.4GHzと5.0GHzの2種類の周波数帯をもつデュアルバンドのルーター、それがArcherA10です。
最大通信速度(理論値)は5.0GHzの11ac/n/aで1733Mbps、2.4GHzの11n/g/bで800Mbpsとなっています。
MU-MINO、バンドステアリングなど最近の無線LANルーターの主流の機能はほとんど揃っている優等生なのです。
ArcherA10とAC2600、A2600の違い
型番が違いますが、A10とAC2600、A2600は同スペックです。A10はAmazonの限定型番です。A2600は縦置きスタンドが付属していてちょっと値段が高めとなっています。
TP-Link ArcherA10の特徴
ArcherA10の特徴は
- IPv6対応(IPv6パススルー)
- MU-MINO
- バンドステアリング
- エアタイムフェアネス
- 最大接続台数48台
- 業界最高基準の3年保証
などなど、ここ最近の新技術はほとんど付いています。欲張りセット!
TP-Link ArcherA10の外観と付属品
付属品はこちら。本体、LANケーブル、ACアダプタ、説明書(簡単設定ガイド)。
縦置きスタンドは付属していません。もし縦置きしたい場合はスタンドセットを購入する必要があります。
本体の大きさは単行本(宇宙兄弟)と比較しても、そこまで大きくありません。
以前使用していたbuffaloのWSR-2533-DHPと比較するとやや大きめになっています。
無線LANルーターは熱がこもりやすいのですが、両面とも広範囲がメッシュになっていて排熱対策もしっかりされています。
裏側には壁掛け用のねじ穴が開いています。壁掛けする場合、ねじの間隔は約8.4㎜です。
にらおは壁掛けで設置しました。真ん中の銀色のスイッチで、LEDの表示ランプはON/OFF切り替えができます。
A10にはUSBポートはありません。有線GIGAビット対応LANポートは4つ付いています。
TP-Link ArcherA10にした結果、通信速度はどうなったか
WSR-2533-DHPを使用していた頃の通信速度は
でした。いつも30Mbos行けばいい感じで、本当に調子がいい時に50Mbps超えるかなという感じでした。
ArcherA10に変えてみたところ、
50Mbps越えは普通、そして170Mbps越え!!200Mの契約なので十分早くなりました。
以前のbuffaloのWSR-2533-DHPのころと比べると、動画を見ていても接続が切れることがなくなり、なおかつ読み込みも早くなり非常に満足です。
TP-Link ArcherA10の設定の注意点
IPv6での接続をする場合に注意することがあります。
にらお家では光コンセントーONU(光回線終端装置)ーA10というように接続しています。
ONUを間に入れて無線LANルーターを設置する場合、設定の動作モードをワイヤレスルーターモードからアクセスポイントモードにする必要があります。
ワイヤレスルーターモードではIPv6での接続にならず、ちょっと苦戦しました。ご注意ください。
TP-Link ArcherA10に変えた感想
無線LANルーターをTP-LinkのArcherA10に変えて、回線速度が倍以上にアップしました。
またビームフォーミング、MU-MINOなどの機能により、嫁ちゃんと同時にスマホで動画を見ても片方の読み込みが悪いなどの現象もなくなりました。
最近はテレビやタブレットなどネットにつなぐ通信機器が増えてきたので、なおさらそういった機能が重要になります。
無線LANルーターの進化、すごい。やっぱり無線LANルーターも定期的に買い替える必要があると感じました。前回のLAN配線も含めて、にらお家のネット環境が整って快適になりました。
予算に余裕があればメッシュWi-Fiなども考えたのですが、2万以上はさすがに厳しかったので諦めました。
2021年3月追記
TP-LinkさんからメッシュWi-Fiルーターを提供していただき、2020年8月にメッシュWi-Fiルーター「DecoM4」に変えました。1万円台で買えるコスパ最高のメッシュWi-Fiルーターです。
メッシュWi-Fiに切り替えた結果、家中どこでも繋がり、通信環境に関してストレスフリーの生活を送っています。気になった方はこちらの記事もご覧ください。(画像をクリックでDecoM4の記事に移動します)
1万以内で買えるIPv6対応の無線LANルーターの中ではArcherA10は優秀なので、もしお家の無線LANルーターに不満がある方は検討してみてはいかがでしょうか?コスパ最強のIPv6対応無線LANルーターだと思います。
以上、にらおが「TP-LinkのArcherA10」をご紹介しました。
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